助けてほしい

2017年06月07日

この時期になると連日、同じような相談やSOSを耳にします
「子猫が入ってる段ボールが置かれていた」
「子猫が産まれて困っている」など。

子猫を捨てるのは犯罪です!
助けてほしい

管理センターに連れて行ったらなんとかしてもらえる
ボランティアさんに相談したら助けてもらえる
と思って、たくさんの問い合わせがやってきます。

「管理センターに問い合わせたら処分と言われた。
他のボランティア団体さんに相談しようとしたけど連絡つかない、
なんとかしてほしい」と藁にもすがる想いでブログに問い合わせがくることも。

しかし、「はい分かりました、保護します‼」
なんて簡単に返事をすることが出来ません。
保護ボランティアって冷たい人ばかり、と感じた方もいるでしょう。

助けてほしい


平成28度 滋賀県動物保護管理センターに収容された子猫は666匹
その内、譲渡されたのは159匹
残り507もの命は殺処分です。


センターの職員さんによる野良猫の捕獲は行っていません
すべて一般の方による持ち込みです

「センターに連れて行ったら飼ってくれる人を探してくれるんでしょ?」
と考えている方も多いと思います。

666匹中159匹、4分の1も救えていません。
507もの命にごめんなさいをしている。

連日のSOSに「はい!保護します」と簡単に返事することができません。

管理センターの職員さん、保護ボランティアだけが頑張っても
救える命は限られています。

もう一度言います、
センターの職員さんによる野良猫の捕獲は行っていません
すべて一般の方による持ち込みです

助けてほしい

処分されてしまう命を減らすためには、持ち込まれことを減らすことです。

野良猫がガレージ等で子猫を産んだら、離乳できるまで暖かく見守ってあげてください。

段ボールに入れられた子猫を見つけたら、管理センターではなく
動物病院へ連れて行ってあげてください。
そして、カイロや湯たんぽで温めてあげてください。
暖かい猫用ミルクを飲ませてあげてください。

そして、最後まで幸せにしてくれる里親さんを探してあげてください。
助けてほしい

「3時間おきにミルクを与える余裕なんてない!」
管理センターの職員さん、保護ボランティアも同じです。
生活のために仕事をしています、3時間おきにミルクを与える余裕はありません。
みなさん仕事や家事、育児の合間に子猫達のお世話をしています。

子猫が産まれて困るのなら、親猫の不妊手術を行って下さい。

「手術をするなんて可哀想、自然のままでいいじゃないか」

500を超える殺処分された命は可哀想ではないのですか?
袋や段ボールに入れられ捨てられる、
管理センターに持ち込まれることは自然なことなんですか?

新たな命を望まないのなら、捨ててしまうのなら
最初から産まれないように不妊手術を行って下さい。

4月1日から新年度が始まり、管理センターに収容された命の数
100を超えています。

この数字あなたはどう感じますか?

助けてほしい

あなたの目の前に現れた命
気になるのなら、なんとかしてあげたいのなら、

あなた自身で助けてあげてください。
最初はとてつもなく勇気がいると思います。

1つでも多くの命が救われますように、一歩踏み出してみてください。





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