滋賀県災害時ペット同行避難 ガイドライン

しっぽ

2018年08月23日 17:27


2018年(平成30年)6月18日 大阪府北部地震
2018年(平成30年)6月29日滋賀県米原市竜巻被害
2018年(平成30年)7月6日~8日 西日本豪雨災害

被害に遭われた皆様 お見舞いを申し上げます。
一日も早い復興をお祈りしています。


今年に入って大きな自然災害が多発しています。
いつ、どこで、どんな災害が起きるか分かりません。
万が一のために
防災グッズを準備されている方もいるでしょう。

では
ペット達のための準備をされている方はおられますか?

災害時、人命救助や人の支援が優先されます。
ペットを守ってあげられるのは飼い主だけです、

何も起きていない、日常に出来る備えは80%
何か起きてしまったときに出来ることは20%しか
ないそうです。


何も起きていない今、
家族もペットも無事でいられるよう、対策を考えておきませんか?
備えておきませんか?




まず最初に考えておくこと
ペット達は普段どこに居ますか?どこで寝ていますか?
外で生活している犬達の 犬小屋はどこにありますか?

室内飼育されているペットさん
地震の揺れによって家具が倒れて下敷きになったり、
物が落ちてき大怪我を負う危険があります?

外で繋がれて暮らしている犬は、
ブロック塀などが崩れてきて下敷きになってしまう危険があります。

落下防止対策や
ケージや犬小屋を安全な場所に移動してあげてください。

(1)迷子対策、
突然の大きな揺れにビックリして家を飛び出したり、
留め具が破損したり、割れた窓から逃げ出したり
ペットが迷子になってしまうこともあります。

もし、ペットとはぐれてしまっても
また再会できるように『鑑札や迷子札』を普段からつけておいてください。

首輪に直接電話番号を記入しておくだけでも十分です。

万が一、首輪が外れてしまっても『マイクロチップ』を挿入しておけば
飼い主さんを特定することが可能です。

最近ではペットショップで
すでにマイクロチップを挿入されていることがあります。

その場合登録変更、名義変更が必要となりますので、
現在の登録がどうなっているのかご確認ください。


(2) しつけ
日頃からケージに入る事を慣らしておいてください。
「ケージに閉じ込めるなんて可哀想」と
お家の中でフリーで生活しているペットさんも多いと思います。

『ケージの中は安全で安心できる場所である』と普段から慣らしておくことで
緊急時に安全に避難し、避難所での生活もストレスを軽減してあげることができます。
無駄吠えをしないことやトイレのなどの基本的なしつけも大切です

滋賀県動物保護管理センターでも
毎週火曜日に『しつけ方教室』を行っていますのでご相談ください。

「一般財団法人滋賀県動物保護管理協会」
 所在地: 滋賀県湖南市岩根136-98
電話番号: 0748-75-6522  
    HP: http://www.sapca.jp/


(3)健康管理
感染症予防ウのために普段から、ワクチン接種や
フィラリア、ノミ・ダニなど寄生虫の予防を日頃から行っておきましょう。

また、集団生活での発情によるストレス、トラブルや思わぬ繁殖、そして感染症の予防のため
避妊・去勢手術を済ませておくことも重要です


(4)ペット用の備蓄品
最低3日分のフードや水身の回りの必要な物を準備しましょう。
病気など特別食を与えている場合は1週間分程度準備しておくことが望ましいといわれています。


 【備蓄品】
・フード、水、食器、療法食、服用薬
・ケージやキャリーバック
・首輪、胴輪、リード、鑑札、迷子札、
 マイクロチップの番号、ワクチン接種の証明書
・ペット用の靴や靴下
・毛布、タオル、保温や保冷できるもの、
・ペットシーツ、マナーベルト、猫トイレ、ウェットティッシュ、
・ビニール袋、ラップ、新聞、
 マジック、ガムテープ、ペットの写真


(5)避難所の確認
災害が発生した時にペットと『同行避難』するように言われていますが、
みなさん『同行避難』の詳しい意味をご存知でしょうか

『同行避難』とは
災害が起きた時に、飼い主さんとペットが一緒に安全な所まで避難すること
この場合、あくまで避難所までペットと同行して避難することを指し、
避難所で同室内で過ごすことができるかどうかはまた別の話となります。

同行避難をしても必ず、一緒に避難所へ入る事ができる訳ではありません。


お住まいの自治体に、
ペットと一緒に避難所に入ることは可能であるか事前に問い合わせておきましょう。
避難所に一緒に入ることが出来ない場合の預け先も見つけておくことが大切です。

ペットとの同行避難 詳しくは
『滋賀県災害時ペット同行避難 ガイドライン(飼い主編)』をご覧ください。


コチラも一読ください
備えるということ

万が一の事を考えて





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